☆ ブラーノ島行きヴァポレット内でシニョーラと出会う ☆


★Venezia訪問二回目の2001年12月(Natale/クリスマスの時期)、夏の季節と異なり観光客に混じってプレゼントの品を求める、在ヴェネツィア島の人達と多くすれ違ったメルチェリエ通 り。人波に疲れ一息ついていた キングバーガー(あは!) で、偶然に 出会った親子からのご招待を受け  個人の家でナターレを過ごした思い出がある。
ヴェネツィアでは不思議なほど偶然の出会いが多々あり、以後も2年ごとの再会や、新しい出会いに繋がっているのだ。
そして今回の旅も例外ではなかったのだよ。

運河
Fondamenta Nuove 界隈
橋の左手向こうがヴァポレット乗り場


★2004年3月のイタリアの旅もあと2日で終わり、という朝、ヴェネツィア行き3度目にして初めてFondamenta Nuove 界隈を訪ねる。このあたりは、アカデミア美術館の横を南にいったところの Fondamenta Zattere (ザッテレの河岸)の穏やかでのんびりとした風景と違って、島の北にあるためか 海の色まで身を切るような冷たさに染まっていた。

前日に三日券を買っていたので(乗船キップは乗り場でも売っているよ)、出発時間まで近所を散策。それにしても誰にも会わないにゃん。
・・と思っていたら 何故か水兵服姿の男の子たち(海軍学校生?)の一団に出会った。英語で話しながら記念写真を撮りまくっていたから イタリア人ではないよね〜。実習?の途中で寄港しているのかしらん。
どんよりとした空気の中に 突然彼らの澄んだ笑い声がひびいた。ちょっとだけ寒さが和らぐ気分。
・・てなふうに待ち時間もけっこう楽しんだ二人(今回も親友Ayaと一緒のなのでする)。
〜これから約40分の船旅かぁ〜楽しみだね(Aya)〜

ブラーノ島へは今回が初めての訪問なので 普段の(特に夏場の)ヴァポレット内の様子がどうなのかはわからないのだが、少なくとも3月初めのこの時期ほとんどの乗客は地元の人達(のよう)であった 。


 

 


乗り場近くの風景

 

 

ヴァポレット(水上バス)内の様子


隣のおじちゃんの やさしいまなざし

 

人
こんな中で うまく写せるの?
・・と、ちょっと心配顔のリンダ

動き出してすぐにめずらしく検札が来る。

ふんふん♪三日券を買っているもんね♪・・ (と、余裕ネコ)

ん?なになに?差し出すAyaの手には一枚の切符しかない!
切符係のAyaに何があったのぉ〜!!

あれ、昨日いったん渡したよ ・・とAya。

ゲ〜ッ、おいらが落としたっていうのかい? 車掌さん、そ、そんな目でみないでよぉ、無賃乗車じゃないって!お、落とすってイタリア語でなんて言うんだったっけ?
あたふたネコの前に差し出された回数券(らしきもの)の先をたどると ・・向かいの席に座ったシニョーラが 車掌となにやら言い合っている。

代わりに私がこれで払うからいいでしょ? ・・と シニョーラ。

あかん!あかん!そんな甘やかしたらあかん・・と 車掌さん。
(ほんまにそう言うてたかは疑問だが・・汗)

親切なシニョーラの回数券?は無視され、結局 3 . 5ユーロ払ってなんとか許されたこのだらしなネコ。 だがここからなのさ。災い転じてニャンとやらぁ〜ってね。・・突然、

どこいくの? ・・先ほどの親切なシニョーラが問う。

ラ〜ノまで ・・ 答える二人。

ムラ〜じゃないのね? 間違えたら大変だから。
ブ〜ラノなのね? ・・・シニョーラが念をおした。

そっか、『』にアクセントなんだ。
ブ〜ラノ で 間違いない。本物のヴェネツィアンレースを編むところを見たい。 日本のテレビで見たことがある。つたないイタリア語でなんとか伝えようと頑張る。

それを聞いたシニョーラ(リンダ)はため息まじりに

昔はレース編みをする人もたくさんいたんだけど  今じゃ後をつごうとする若者がいないのよねぇ。 売られているほとんどのレースは  cina(チーナ) 製 なのよ。私は今でも娘達のためにレース編みをしているけどね。

そこまで一気に喋ると、思いついたように、
 お昼すませたの? ブ〜ラノにはレストランは少ないし、おまけに高い からそんなとこで食べちゃだめよ。 私の家の前に小さなピッツェリアがあるから そこで食べたらいいわ。その前に私のレースを見に来る?

ひえ〜っ、 ほ、ほ、本物の プント・イン・アーリア(空中編み)を見せてもらえるってぇ〜!15世紀から始められ一時は消えかけたけど19世紀にまた復活したという、あの根気の要る繊細なレースを!。
正直いって、ブラーノ島に行ったからって、 たとえ本物のレースを見ることが出来たとしても、触れたり、ましてや実際に編んでいる人の家を訪ねる機会があるなんてこと、これっぽっちも期待も思いもしていなかったもんにゃ〜ぁ。

 よろこんで!見せてくださいな!


船着き場からの風景

細い通りに並ぶお土産屋さん

ブラーノ島につく。狭い路地の左右におみやげ用のレースを並べた店がつづく。

うわ〜い、れぇすだぁ

近づこうとする 浮かれネコ のコートをひっぱり、リンダが ささやいた。

ぜ〜んぶ cina 製 だからね

リンダに腕を捕まれたまま先を急ぐ。と、再び顔を近づけささやく彼女。

ほら、あのレストランよ。 高いの! 食べちゃだめ

そういいながら左手の親指と人差し指をすばやくこすりあわせた。
この話し方にはなじみがあるにゃぁ〜 関西のおばちゃんと同じやないの(汗)


家
この先の橋を渡って・・
街
観光客で賑わう通りを抜け・・
町
リンダの好きなジェラッテリア

街
町の奥へとすすむ

ちいさな橋を渡るとカラフルな家が並ぶ広場にでる。ガイドブックで見たままの家並みだ。
以前読んだ本によると、島の男達のほとんどが漁師で、
漁から帰る時に 霧のなかで自分の家を見分けられるように  こんな鮮やかな色に塗り分けられ始めたのだとか。

ブ〜ラノ島には個人の家しかないのよ。それに今では ひとりぐらしのお年寄りがほとんどなの。わたしもだけど。

・・ちょっと 寂しそうに言うリンダ。 彼女の歩みにあわせ、ゆっくりと歩を進めていく。少しずつ地元の人の姿が増えてきた。

 


広場
突然に現れる広場

 

迷子になりそうで・・ならなそうで・・

 

室内
階段も 飾り棚に変身

街
かわいいな、小さな塔

 

いつのまにかリンダの家に着いている

 

室内
二匹の魚がユニーク

彼女のだんなさまは ヴァポレットの船長さん だったそうな。
壁に飾られた 息子さんやお孫さんの写 真の中で、 ひときわ目立つ大きなウエディング写真があった。

娘のために、このベールにもドレスにも私が 刺 繍をしたのよ・・・ちょっと自慢そうに胸をはるリンダ。

肩のところが透けたレースの そのドレスは 本当に美しかったにゃぁ〜。

そしていよいよ戸棚の奥から出された、本物のプント・イン・アーリア(空中編み)のレースとのご対面 の時となった。
編み目がギッシリと詰まっていて張りがある。三層になった蝶 はどんな風に編み上げていくのだろう。


ちいさな橋を渡るとカラフルな家が並ぶ広場にでる。ガイドブックで見たままの家並みだ。以前読んだ本によると、島の男達のほとんどが漁師で、漁から帰る時に霧のなかで自分の家を見分けられるように こんな鮮やかな色に塗り分けられ始めたのだとか リンダの家につく。色鮮やかな黄色の家だ。  ブ〜ラノ島には個人の家しかないのよ。それに今では ひとりぐらしのお年寄りがほとんどなの。わたしもだけど。 ちいさな橋を渡るとカラフルな家が並ぶ広場にでる。ガイドブックで見たままの家並みだ。以前読んだ本によると、島の男達のほとんどが漁師で、漁から帰る時に霧のなかで自分の家を見分けられるように こんな鮮やかな色に塗り分けられ始めたのだとか リンダの家につく。色鮮やかな黄色の家だ。  ブ〜ラノ島には個人の家しかないのよ。それに今では ひとりぐらしのお年寄りがほとんどなの。わたしもだけど。

リンダ作 のヴェネツィアンレース
本当に細かい作業だな〜(ネコには無理)

 


ムラーノ グラスはリンダの お父さん作!
刺繍
マクラ?みたいなものに巻き付けて・・

大事に残してある蝶の下絵


どのくらいの時間がかかるのか という質問 に、リンダの答えはシンプルだった。
 
タント、タント。プント、プント。(それはそれは 長い 時 間よ。ひと針ひと針 ,刺していくのだもの)

手のひらの蝶をただ無言で見つめていた  Anliecat と Aya。


家

 

観光客の行かない裏通り

そこでは 建物さえ異国の人たちに
こびた顔をみせる必要はない

なのに この美しさ・・

誰のためでもなく
自分たちの日々の暮らしを
少しでも豊かにするため?


こんにちは! ごめんなさいね
すこ〜しだけおじゃまします

店

 

リンダのレースを見たあとじゃぁ  もうお土産やさんのレースにも興味はないし、
オススメのピッツェリアでイカスミパスタの昼食といくか〜。
・・ ってなわけで、おいしいおいしい本場のイカスミを食べて、 ますます幸せになった二匹のねこでしたっ!
(この店のイカスミは5ユーロくらい!安〜)

 

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