Anlie Catホームへいろんなくに CESKY KRUMLOV
2006初夏
風景

前日まで滞在していたプラハのホテルに荷物を預け、チェコの南(オーストリアとの国境近く)にある『世界遺産の町』チェスキー・クルムロフへの一泊小旅行へ。プラハから鉄道で チェスケー・ブディェヨヴィツェ(舌をかみそう)経由(列車乗り換え)。
これで行くか、このチェスケー・ブディェヨヴィツェの町からバスに乗り換えて行くか・・のどちらかで迷った結果 、鉄道とバスの両方の景色を楽しむことにする。

列車の 乗り換え待ち時間を考えるとこっちの方が早く着きそうだし、チェスキー・クルムロフの駅からタク・市バスを使うより、 バスターミナルから歩いて旧市街へ入る方が近そうだし〜。 てなわけで帰りも同じルートをとることにしたのだが・・・・
これが『わやくちゃでんがな=ホントにむちゃくちゃですぅ』という事態になろうとは。ま、これについては後半をお楽しみ?に。

出発の朝のひと騒動


7/10の朝ホテルを一旦 チェックアウト。と同時に次の日再びチェックインするまでの間、 荷物の預かりを頼む。と、ここで問題発生。

確認しましたが、明日からの予約は入っていません  げえ〜っ、なんで、なんで?
質問があるなら予約係と話してください  と受話器を渡すフロントの女性。
予約はされてない  電話の声は冷たい。
来る前に日本から予約してるし、もう一度確認して下さい!  ちょっとあせり気味のAnliecat。
調べても名前はない。予約はされてない  の一点張り。
ホテルバウチャーだってここに持ってるし、見せにいきましょうか?ちゃんと確認して下さい!  叫ぶネコ。 

聞き取りにくい電話の声の、わかりにくい英語。
自分の英語力のなさを棚に上げ、いらだつAnliecat。

だったらもう一度名前を言ってください。ファミリーネェイムですよ  受話器の向こうの声もだんだん大きくなる。と突然!
フロント係と電話を替わってください・・  って?。ん? 予約係とチェコ語で何やら喋ったあと 、早口の小声でフロント係。
予約の確認ができました・・  ここまでで20分以上たっている。ごめんなさいのひと言もない。ま、これにはイタリアで慣れてるけどにゃ。
で、名前があったの?なかったの?  たたみかけるAnliecatに
・・ありました・・ポーターを呼びますので・・  んもう〜。 しゃーないなぁ。

仕切りなおしして、出発するかぁ〜。

運賃の不思議

プラハ本駅の前はきれいに手入れされた公園になっている。ほとんどすべての国際列車の発着駅となっているこのプラハ本駅は、地上3階、地下1階の4フロアーからなった大きな駅だ。時刻表を調べ、10:23発の列車に乗ることにした。もちろん2等。切符売り場の窓口は入り口正面 にで〜んとあってわかりやすい。それにしても発音しにくいなぁ〜。

ちぇすけぇぶでびだばでぃ?違う。ちぇすけぇぶででばびでぃぶ ?

行き先、2等、人数を紙に書いて窓口で切符を買う。乗車賃(チェスケー・ブディェヨヴィツェまで)は、1人126コルナ(約750円)。
インフォメーションで聞いた時は、1人204コルナ(約1,200円)っていわれたのに不思議だにゃぁ〜。この日 同じコンパートメントで出会った韓国女性の切符には、 258コルナ(約1,500円)と印字されていた。チェスキー・クルムロフまでの運賃ではあったけど。途中でバスを使わずに別 の列車に乗り換えてもプラス50コルナ(約300円) くらいでいけるはずだから、これまた う〜む。どんな計算なのか?
それにしても2時間40分くらい乗っていても、800円もしないとは! JRで京都〜神戸が1,050円だよ。(注)1コルナ=6円として高めに換算
 


駅
こんな風に南下していきます

チェスケー・ブディェヨヴィツェまで。と、から。


プラハからチェスケー・ブディェヨヴィツェまで、約2時間40分。そこからバスに乗り換えてさらに40分〜1時間。そしてようやく世界遺産の町チェスキー・クルムロフへ到着。・・の予定なのだけど果たして?

コンパートメントで同席した韓国の女性(一人旅のバックパッカー)は、ヨーロッパ一周の旅の途中だということだった。翌朝にはウイーンへの列車移動が控えているので、プラハまでとんぼ返りしなければならないらしい。彼女は、知ってる限りの日本語を使って話しかけてくれる。ヨンさまにもたいして縁のなかったAnliecatは、なさけないかな「アンニョンハセヨ」くらいしか喋られない。お隣の国の言葉だものね。せめて5分くらいは会話がつづけられるように 少しは勉強しなくっちゃ・・と反省。結局、ふたりとも似た程度の英語での会話に落ち着いた。

eki
チェスケー・ブディェヨヴィツェ駅

バス
まるっこいバス(6 番 乗り場から 出発)

プラハ10:23発→→13:05 チェスケー・ブディェヨヴィツェ駅着。

駅 からバスターミナルまでは 思ったより遠かった。駅の前の道にそって左方向にずっと進んでいく。途中の小さな建物が案内所らしかったけど・・? 行きと帰りでは乗り降りの場所が違っていた。
運賃は一人28コルナ(約170円)。乗る時に直接運転手に支払う。簡易レシート機?を使ってひとりひとりに レシートとおつりをていねいに渡していくので、出発までのんびりとした空気がただよう。

列車で一緒だった韓国女性は、乗り継ぎの便がよくなかったとかで、結局同じバスに変更していた。

13:45 発 → 15:00 頃着

 

バスの中
バスの背もたれの模様と車内風景

景色
車窓の風景
景色
ちょっと降りてみたくなる

チェスキー・クルムロフ到着 !


終点のバスターミナルに着く。空き地のような一画の左手に、ゆるやかな細い坂道があり、誰ともなくそちらの方に歩いていく。数分後 右手の谷の向こうに、チェスキー・クルムロフの町並みが不意にあらわれる(トップページの画像)。
うわ〜〜 。口だけで形づくられ声にはならない。

絶対にこびとさんが住んでいるよ〜

あらためてその存在を確信した、相変わらずガキのままのAnliecatでありました。

風景
まるでおとぎの国!
広場の風景
テーマパークみたいな スヴァルノスティ広場
ホテル
ホテル・ドヴォジャーク
今回滞在した部屋は 最上階の真ん中 の部屋
ホテル
橋の手前がお城への道となる
ホテルの左奥が広場への道

ホテル・ド・ヴォジャーク


チェコ訪問歴 5回になるという、 尊敬する先輩旅人 Tomokoさんの おすすめのホテル.。 ヴォルタヴァ川をはさんで、正面に チェスキー・クルムロフ城が見える。抜群ののロケーション。応対してくれたフロント女性の笑顔を後に部屋へ向かう。早速部屋のチェックを・・・っと。
あれ〜四つ星のはずなのに、室内にエアコンが見あたらない。頭の中で素早い連想ゲームが始まる。 エアコンなし→夜間 開窓 → 川のほとり → 蚊 → 悲惨な結果。どちらかといえば「冷房にがてネコ」ではあるのだが、親友N の ヴェネツィアでの、それはそれは哀れな体験を耳にして以来、「水際ホテルのクーラーなしは要注意 」が どうもインプットされたみたいだ。。。
フロント に電話する。

エア〜コンディッショナーはついてないの?他の部屋にもないのかしらん
わかりました。ちょっと倉庫をみてきます  かろやかなフロント女性の返事

え?倉庫?と一瞬 思ったけど、倉庫に主電源があって、室内のどこか隠れたところに エアコンが設置されているのかもしれない・・などと、勝手な解釈をしながら彼女をまった。しばらくして現れた彼女が ちょっと困り顔で言う。

倉庫の鍵が見あたらないのです。どうしても必要でしょうか? へあ〜コンディッショナー
備え付けのシャンプーだけでは不十分でしょうか?

あ、そう。「えあ〜」と「へあ〜」ね。・・む、む、む・・

・・お互いの勘違い(の原因は、ハイ、まぎれもなく発音のせいですな)を確認し、ひとしきり笑った後のこと。蚊を意味する英単語の「モスキート」がどうしても思い出せず、ジェスチャーまじりで説明を試みるAnliecat。頭の中ではガンダ〜ラならぬ 「ざんざ〜ら=イタリア語で蚊の意味」ということばが渦巻いているばかりだった。結局、昼の暑さに反して 7月のチェスキー・クルムロフの夜は涼しく、朝まで 窓はしっかりと閉じられたままでしたっ。
ちなみに、体をはって説明したモスキートとの格闘シーン?は、フロント女性・ LENKA に大受けだったのだ。(自慢することでもないけどにゃ、全く)

室内
シンプルながら 金のアクセントがきいている


室内
アメニティも充実


ホテル到着早々のドタバタ劇に、空きっ腹が音をたてた。そや、朝食以来何にも口にしてへんやん。 昼食タイムと移動とが重なったため、昼抜きのままこの町に着いたことになる。町の探索を兼ねて、あらかじめ調べていたビアレストランを探しにホテルをあとにした。

もう17:00すぎやんか〜。お腹すいたよ〜。ビールのみたいよ〜


部屋
狭く見えるけどクローゼットは別の部屋
部屋の広さは倍以上はあります

ビール
アメリカのバドワイザービール の名前は
このチェスケー・ブディェヨヴィツェに由来。
ブディェヨヴィツキー・ブドヴァル
またの名を ブドヴァイザー・ブドヴァル

ビアレストラン・エッゲンベルク


名前もそのまんま、地ビール・エッゲンベルクの直営ビアレストラン。醸造所が昔冷蔵室として使っていた建物を利用している。左隣にある醸造所は、400年以上まえに建てられたものだとか。広い店内のあちこちに、はかり?や 何に使うのかわからない古い道具類が置いてある。日帰り観光ツアーらしき5,6人ほどのグループが、食事とビールを堪能して帰るところだった。

マリア
ふと見上げるとマリア様
店の看板
お店の案内板
店
レストランの正面・左手に醸造所がある
ビール


中途半端な時間帯のせいか、あとはひと組の家族連れがいるだけだ。早速、地ビール・エッゲンベルクを注文する。うんまぁ〜い!空きっ腹にしみるよ〜。同行者の黒ビールを一口すする。変な苦みがない。深みはあるが口当たりがいい。日本では全くといっていいほど、黒ビールには縁をもたずにきた身としては、うれしい体験だったにゃぁ。もう一度飲みたいリスト一番のビールは、ここの黒ビールかな。おまけにめちゃめちゃ安い。300mlで12コルナ(約70円)、500mlで20コルナ(約120円)。ポークとチーズの煮込みやら(見た目よりあっさりしている)、ブタのカツレツやら(大きいけど脂身が覗かれ薄いのでサクサク食べられる)、山盛りサラダやら、カリカリのフライドポテトやら(細くていくらでも入る)・・ぐびぐび〜ぱくぱく〜うんまぁ〜
もちろんビールもお代わりして、しめてひとり1,100 円ほど。満腹!満足!

風景
プラハとは違う顔を見せるヴォルタヴァ川
風景
ホテルの窓から見た、夕刻(とはいえ20 時はすぎている)の風景


ほろ酔い気分で町を散策しながらホテルに引き返す。道すがら『エゴン・シーレ文化センター』の案内板を見かけた。そうだ、ここはエゴン・シーレのお母さんの故郷やったんや。確か本人も暮らしてたんだよね?・・遠い昔の記憶として、一本の映画が思い出される。

いつ、どこでみたのか?ドキュメンタリータッチの画面 。フィクションなのか?本人そのものの出演なのか? 何もさだかではない。画面 の真ん中に、ひと間だけの小さな家がポツン。家のなかには、一枚の布にくるまれた裸の男。男のまわりには、散乱した たくさんのクロッキー画 。その中に一人の女性。音はない。ここで記憶の映像はとぎれる。
次の場面はもうエンディングだ。画面 中央にちいさな家。静寂のなか、風は確かに吹き付けている。音はない。ただ音は確かに見えた。画面 の左からゆっくりと文字が現れる。『Egon Schiele 』。あくまでも、記憶の映像。なにひとつさだかではない。

明日『エゴン・シーレ文化センター』を訪ねてみたら 何か思い出すのだろうか・・? いまでも好きな画家には変わりはないけれど、長い間 その存在を忘れていたのは事実だ。.

ライトアップ風景


初めての町で、わざと迷子のようになるのが好きだ。ただこの町は、迷うにはあまりにも小さい。
今夜と明日で、すべての路地を歩くことは可能かもしれないな・・などと思いながらホテルへの道を歩くほろ酔いネコ。
チェスキー・クルムロフ滞在二日目。エゴン・シーレに出会った日につづく・・

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